有害汚染土壌を“売却”している三菱系
「日本カーバイド」の悪質 |
「日本カーバイド工業(株)」(港区港南・細田篤志郎社長)は“三菱系”というが、他の三菱系列の会社とはひと味もふた味もちがう悪質で行儀の悪い会社を“仕置人”は聞いたことも見たこともない。
確かに大株主には「旭硝子」「三菱東京UFJ銀行」「明治安田生命」「東京海上日動火災」「三菱UFJ信託銀行」「三菱商事」など名を連ねているが年商500億円前後の三菱グループとしては末席に位置している。
この「日本カーバイド」は富山県の魚津と早月に工場を所有しているが、その工場を解体した跡地は水銀などを含んだ有害物質の“汚染まみれ”だという。 |

魚津工場の汚染土壌
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早月工場の汚染土壌
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魚津工場に20万トン、早月工場に150万トンある汚染土壌を糸井川のセメント工場に毎月60万トンを「有価物」として“売却”しているというが、実際には1トン当り5,700円の処理代金を支払っている。それをセメント会社が生コンに混ぜて建築物に使用するのだろうが、驚いたことに中国や台湾に送りセメントの材料にしたり、大阪ガス、関西電力の地下配管工事での埋め戻し原料、またはある建設会社に売却し、セメントの原料にするという計画があったという。
このことが環境大臣秘書官に通報され、秘書官が「日本カーバイド」に連絡して事情を聞いたところ、総務課の“イザワ某”から秘書官に対して「資料が何も無い」、「汚染物質は一切無い」と連絡してきたという。
そこで秘書官は「分析結果報告書」の話もしたが「知らない」の一点張り。「説明のできる役員を寄こしなさい」と指示し、「日本カーバイド」の者が「環境庁」(現在の環境省)を訪れたが、「実は、魚津と早月には物はあるが、これは水銀汚染物質ではなく、商品として価値のある有価物質で売買の商品である」という強引な説明をして帰ったという。
そこで“仕置人”が『会社四季報』で電話番号(03-5462-8200)を調べ、記載されている番号に掛けると男性が電話に出た。この男性は、こちらが名乗っても自分の名を名乗らないで、取材の件を伝えると「お話しすることはありません」と木で鼻をくくったような対応。そこで社長室へ繋いでほしいといったのだが、頑として電話をまわそうとせず、のれんに腕押しというか、話が噛み合わない。
この男性こそ環境大臣秘書官にも対応した“イザワ某”だった。こんな人物を上場企業である「日本カーバイド」の代表電話に配属しているようでは、やはり三流企業といわざるを得ない。
いま、「日本カーバイド」は、解体工事代金の不払いで民事訴訟を起こされているが、やがてこれらの汚染土壌についても裁判の中で表面化することだろう。 |

これだけの有毒化学物質が含まれているのに
「有価物」として“売却”しているという(クリックで拡大) |

“汚染土壌”を売り「工事発注書」も無視してしまう「日本カーバイド」の受付 |